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セミナーレポート(ストームフェア09) パート22009/11/23 9:00 am
今年も大盛況で幕を閉じたストーム&ロトグリップフェア。最終日の会場ではハンク・ブーマーシャイン氏を講師としたセミナーが開催されました。
セミナーに参加できなかった皆様のために、数回に分け、簡単にセミナーの内容をまとめたものを紹介していますが、今回はそのパート2。レポート・パート1ではストームそしてロトグリップ社の開発の方向性について説明しました。そして今回のパート2ではストームそしてロトグリップ社の最新製品に関する説明です。
セミナーレポート パート1 (ストーム&ロトグリップ社、製品開発の方向性)
ミュータント・セル

セルの世界的な大ヒットは、ロトグリップ社のトップ・ブランドとしての地位を確立しました。そしてそのセル・シリーズの進化ヴァージョンとして発表された新セル・シリーズの第1弾が“ミュータント・セル”です。
ミュータント・セルに搭載されたのは、新設計ニュークリアスIIコア。その設計コンセプトは:
・ベーシックな対称形状の特定部分からウェイトを取り除くことにより、Y軸とZ軸の間に.015を超えるマスバイアス・ディファレンシャルを作る事
・対称コア的な質量の配置は変えず、対称コアの特質を維持する事
つまり持続性ある動きが特徴の対称形状に、より動力の高い非対称形状部分を加え、バックエンドでの動きをよりはっきりさせると言うことです。
今回採用されたカバーストックは、非常に高いサーフェイス・トポグラフィー(RA値)を持つ“サイトプラズミックXLソリッド・リアクティブ”。ファウルラインからピンデッキを通し、非常に高い摩擦を生じるカバーストック材質です。
今回のストームフェアでは、ふだんロトグリップ社の製品を使用する事がないストームのPBAスタッフもミュータント・セルを投げましたが、製品を試投された一般ボウラーの皆様同様、ミュータント・セルの動きには彼らもかなり驚いていたようです。
プロスタッフの感想は、「オイル内でソリッドカバーの動き、バックエンドでパールカバーの動きをする。」 ライノ・ペイジの言葉を借りれば、「オイル内ではオイルに強い“初代セル”の動きをし、バックエンドでは走ってキレる“セル・パール”のような動きをする。こんなボールは初めてだ」です。
オイルに強い製品は、奥でしっかりと曲がってこない傾向がありますが、このミュータント・セルは、オイルに強くても奥でしっかりと曲がってくるボールなのです。
VIDEOデータ: ミュータント・セル (石原プロによる投球)
VIDEO: ミュータント・セルのバックエンド1 (レイアウト:4X4X1.5)
ボールに貼ってある3枚のシールは:スキッド時(リリース時)の回転軸(PAP);フック時(オイルの切れ目)の回転軸、ロール時の回転軸(PSA)
レイアウトはピン距離Xマスバイアス距離Xピンバッファー距離(参考:PSAドリルガイド)
ビデオでもバックエンドでの動きがとてもはっきりしている事が確認できます。
VIDEO: 初代セルのバックエンド (レイアウト:4X4X1.5)
これら2つのボールに使用したレイアウトは、ピンバッファー距離を短くとっているため、フックからロールへの軸の移動が素早く行われます。従ってどちらのボールも、オイルの切れ目からシャープな曲がりを見せています。しかしながら初代セルの進路変更が、ミュータントセルの物よりも若干スムースである事が確認できます。その理由が、ミュータントセルのカバーの摩擦の高さと、コアのマスバイアス・ディファレンシャルの高さなのです。
VIDEO: ミュータント・セルのバックエンド2 (レイアウト:5X3X4)
上のビデオのボールのレイアウトは、ピンバッファーの距離を長くとった、フックからロールへの軸移動がゆっくりスムーズに行われるレイアウトです。しかしながら、ニュークリアスIIコア の高い動力により、奥の動きははっきりとしたものになっています。
ヴァーチャル・グラビティーPROツアー

ストームのヴァーチャル・シリーズは、ストームが今までに発表したハイパフォーマンス・ボール・シリーズの中でも最高の販売数を記録したシリーズです。この大人気シリーズの新製品が“ヴァーチャル・エナジーPROツアー”。
セル・シリーズ新バージョンの第1弾という事もあり、“ミュータント・セル”が注目を集めていますが、走ってキレるボールが好きなボウラーにとって“ヴァーチャル・エナジーPROツアー”は、絶対必需品です。
搭載されたコアはシェイプロックHD。このコアの低RG&高ディファレンシャル設定は、レーンの手前から速い回転モーションを見せますが、なんとその動きが55フィートも持続するというテスト結果が出ています。
カバーストックはR2Xをベースにしたハイブリッドに、E.T.M.を加えた物。つまり現在市場で最もサーフェイストポグラフィーの高い材質に、パール素材を混合し走りを加え、E.T.M.でミッドレーンの動きを高めたという設定です。E.T.M.に関しては、セミナーレポートのパート1を参考にしてください。
プロスタッフが投げた感想は、「走ってキレるボールに安定感が加わった。キャリーダウンコンディションでも安心して投げられる」というものでした。
走ってキレるボールは、キャリーダウンが発生したレーンでは扱い難いものですが、ヴァーチャル・エナジーPROツアーは、ミッドレーンの動きが高められているため、キャリーダウン・コンディションでも同じキレが楽しめるのです。
回転数を上げその回転を長く維持しながら適度な走りを見せるこのボールは、走ってキレるボールが好きなボウラーだけでなく、女性ボウラーはもちろんあらゆる種類のボウラーにお勧めの製品です。
VIDEOデータ: ヴァーチャル・エナジーPROツアー (石原プロによる投球)
VIDEO: ヴァーチャル・エナジーPROツアー(ランディー・ピーターセンによる投球)
セミナーレポート・パート3では、サーフェイス・メンテナンスの説明をレポートします。サーフェイス・トポグラフィー(RA値とRS値)についてもより詳しい説明がありますので、お楽しみに。
セミナーに参加できなかった皆様のために、数回に分け、簡単にセミナーの内容をまとめたものを紹介していますが、今回はそのパート2。レポート・パート1ではストームそしてロトグリップ社の開発の方向性について説明しました。そして今回のパート2ではストームそしてロトグリップ社の最新製品に関する説明です。
セミナーレポート パート1 (ストーム&ロトグリップ社、製品開発の方向性)
ミュータント・セル

セルの世界的な大ヒットは、ロトグリップ社のトップ・ブランドとしての地位を確立しました。そしてそのセル・シリーズの進化ヴァージョンとして発表された新セル・シリーズの第1弾が“ミュータント・セル”です。
ミュータント・セルに搭載されたのは、新設計ニュークリアスIIコア。その設計コンセプトは:
・ベーシックな対称形状の特定部分からウェイトを取り除くことにより、Y軸とZ軸の間に.015を超えるマスバイアス・ディファレンシャルを作る事
・対称コア的な質量の配置は変えず、対称コアの特質を維持する事
つまり持続性ある動きが特徴の対称形状に、より動力の高い非対称形状部分を加え、バックエンドでの動きをよりはっきりさせると言うことです。
今回採用されたカバーストックは、非常に高いサーフェイス・トポグラフィー(RA値)を持つ“サイトプラズミックXLソリッド・リアクティブ”。ファウルラインからピンデッキを通し、非常に高い摩擦を生じるカバーストック材質です。
今回のストームフェアでは、ふだんロトグリップ社の製品を使用する事がないストームのPBAスタッフもミュータント・セルを投げましたが、製品を試投された一般ボウラーの皆様同様、ミュータント・セルの動きには彼らもかなり驚いていたようです。
プロスタッフの感想は、「オイル内でソリッドカバーの動き、バックエンドでパールカバーの動きをする。」 ライノ・ペイジの言葉を借りれば、「オイル内ではオイルに強い“初代セル”の動きをし、バックエンドでは走ってキレる“セル・パール”のような動きをする。こんなボールは初めてだ」です。
オイルに強い製品は、奥でしっかりと曲がってこない傾向がありますが、このミュータント・セルは、オイルに強くても奥でしっかりと曲がってくるボールなのです。
VIDEOデータ: ミュータント・セル (石原プロによる投球)
VIDEO: ミュータント・セルのバックエンド1 (レイアウト:4X4X1.5)
ボールに貼ってある3枚のシールは:スキッド時(リリース時)の回転軸(PAP);フック時(オイルの切れ目)の回転軸、ロール時の回転軸(PSA)
レイアウトはピン距離Xマスバイアス距離Xピンバッファー距離(参考:PSAドリルガイド)
ビデオでもバックエンドでの動きがとてもはっきりしている事が確認できます。
VIDEO: 初代セルのバックエンド (レイアウト:4X4X1.5)
これら2つのボールに使用したレイアウトは、ピンバッファー距離を短くとっているため、フックからロールへの軸の移動が素早く行われます。従ってどちらのボールも、オイルの切れ目からシャープな曲がりを見せています。しかしながら初代セルの進路変更が、ミュータントセルの物よりも若干スムースである事が確認できます。その理由が、ミュータントセルのカバーの摩擦の高さと、コアのマスバイアス・ディファレンシャルの高さなのです。
VIDEO: ミュータント・セルのバックエンド2 (レイアウト:5X3X4)
上のビデオのボールのレイアウトは、ピンバッファーの距離を長くとった、フックからロールへの軸移動がゆっくりスムーズに行われるレイアウトです。しかしながら、ニュークリアスIIコア の高い動力により、奥の動きははっきりとしたものになっています。
ヴァーチャル・グラビティーPROツアー

ストームのヴァーチャル・シリーズは、ストームが今までに発表したハイパフォーマンス・ボール・シリーズの中でも最高の販売数を記録したシリーズです。この大人気シリーズの新製品が“ヴァーチャル・エナジーPROツアー”。
セル・シリーズ新バージョンの第1弾という事もあり、“ミュータント・セル”が注目を集めていますが、走ってキレるボールが好きなボウラーにとって“ヴァーチャル・エナジーPROツアー”は、絶対必需品です。
搭載されたコアはシェイプロックHD。このコアの低RG&高ディファレンシャル設定は、レーンの手前から速い回転モーションを見せますが、なんとその動きが55フィートも持続するというテスト結果が出ています。
カバーストックはR2Xをベースにしたハイブリッドに、E.T.M.を加えた物。つまり現在市場で最もサーフェイストポグラフィーの高い材質に、パール素材を混合し走りを加え、E.T.M.でミッドレーンの動きを高めたという設定です。E.T.M.に関しては、セミナーレポートのパート1を参考にしてください。
プロスタッフが投げた感想は、「走ってキレるボールに安定感が加わった。キャリーダウンコンディションでも安心して投げられる」というものでした。
走ってキレるボールは、キャリーダウンが発生したレーンでは扱い難いものですが、ヴァーチャル・エナジーPROツアーは、ミッドレーンの動きが高められているため、キャリーダウン・コンディションでも同じキレが楽しめるのです。
回転数を上げその回転を長く維持しながら適度な走りを見せるこのボールは、走ってキレるボールが好きなボウラーだけでなく、女性ボウラーはもちろんあらゆる種類のボウラーにお勧めの製品です。
VIDEOデータ: ヴァーチャル・エナジーPROツアー (石原プロによる投球)
VIDEO: ヴァーチャル・エナジーPROツアー(ランディー・ピーターセンによる投球)
セミナーレポート・パート3では、サーフェイス・メンテナンスの説明をレポートします。サーフェイス・トポグラフィー(RA値とRS値)についてもより詳しい説明がありますので、お楽しみに。

